サイモンギザ（2018年生、母ダイヤモンドハイ）

サイモンギザ（2018年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+世界的な遺跡のあるエジプトの町」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時11歳）と交配したダイヤモンドハイが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2021年のうまかつ.net賞(C2 17)。

経歴

デビュー前

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月18日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

3歳（2021年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2021年3月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月4日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた7戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ハチノヘタイショウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、中5週で迎えた8戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 晴/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンキーゼルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、雲海を望める日勝園地賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したトライアンフオースを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、JA共済3Qカップ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したビービーミューズを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、日高町プチプチ!いくら賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月17日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のネオシャンドマルスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコルディアルッカを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスクローンウルフを圧倒的な末脚で半馬身差し切って3勝目を手にした。

4歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた21戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、おおいた和牛を食べよう杯（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた22戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハシュマルをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月23日、中1週で迎えた23戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウィシュワールドを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

3月13日、中2週で迎えた24戦目は、季春賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったキタノサブライムに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、花見月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた26戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた27戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテルミーに2馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。