ブライトクォーツ（2014年生、母レースドール）

ブライトクォーツ（2014年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「石英の輝き」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時7歳）と交配したレースドールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年の中山大障害(JG1)で2着に入った他、2020年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,200万円（4.4万×500口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

8月14日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

10月23日、中9週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2017年）

2月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月24日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月27日、中2週で迎えた12戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月21日、中7週で迎えた13戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したフォイヤーヴェルクにクビ差届かず2着となった。

11月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったシフォンカールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（2018年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、伸びてきたピエナクルーズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインブライトに半馬身交わされて2着となった。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月13日、中7週で迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2019年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルヴィクターから2馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のスターオブペルシャをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた29戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた30戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。4着に入った。

12月21日、中2週で迎えた31戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシングンマイケルから2馬身差の2着となった。

6歳（2020年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた32戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた33戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、約7か月の休み明けで迎えた34戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガノエスプレッソから1馬身1/4差の2着となった。

12月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。