フォイヤーヴェルク（2013年生、母ナイトマジック）
Feuerwerk
2013.02.23
フォイヤーヴェルク（2013年2月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「花火(独)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したナイトマジックが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の新潟ジャンプステークス(JG3)に勝利した他、2021年の新潟ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額1億2,000万円（300万×40口）で一口馬主が募集された。
池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2015年）
11月22日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。
3歳（2016年）
3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。
4月17日、中4週で迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り 曇/重）に出走。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。
5月8日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスギノグローアップを半馬身振り切って未勝利戦を制した。
10月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。
10月22日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
12月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4歳（2017年）
3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のラッシュアワーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。
8月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。
10月21日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のブライトクォーツをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。
12月17日、中7週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。
5歳（2018年）
4月7日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヒシマサルに3/4馬身届かず2着に敗北した。
4月29日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。
6月17日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の町田特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったムイトオブリガードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
7月1日、中1週で迎えた16戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月2日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
12月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。
6歳（2019年）
1月20日、中3週で迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったコスモピクシスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
2月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアロマドゥルセをアタマ差振り切って優勝
4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。
5月11日、中1週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。
10月6日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。
12月21日、中7週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦3勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。
7歳（2020年）
4月25日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月17日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のソッサスブレイに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
7月4日、中6週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンフォーカスに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
8月1日、中3週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメドウラークに6馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
9月19日、中6週で迎えた30戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8歳（2021年）
2月27日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月26日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。
7月31日、中4週で迎えた33戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。3着に入った。
9月18日、中6週で迎えた34戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg減らして迎えた35戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。
9歳（2022年）
1月30日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた36戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの美濃ステークス（中京芝2200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。
2022年2月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。