ミュートロギア（2013年生、母エリモアテナ）

ミュートロギア（2013年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神話（ラテン語）。母名のアテナより連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したエリモアテナが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,920万円（48万×40口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月14日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ジョースターライトに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月27日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月23日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウレオネスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアスカノゲルニカに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月19日、中5週で迎えた9戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた10戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4歳（2017年）

2月25日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月21日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキングオブアームズを半馬身振り切って優勝

7月30日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたエイプリルミスト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月15日、中8週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のファントムグレイを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

5歳（2018年）

3月18日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

9月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。