アスカノゲルニカ（2011年生、母ワーキングイオン）

アスカノゲルニカ（2011年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタガノゲルニカ（当時9歳）と交配したワーキングイオンが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

7月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた12戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4歳（2015年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサチノスカーレットに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンドルチェに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月29日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリーンジャングルに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月19日、中3週で迎えた19戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエストデスティネに1馬身3/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月16日、中5週で迎えた21戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた23戦目は、丹波焼特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた24戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2016年）

5月12日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた30戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったミキノデイジーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミュートロギアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2017年）

4月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリラフェスタに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月31日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。