アドマイヤプラウド（2004年生、母ナイスジュノー）

アドマイヤプラウド（2004年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋誇る」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したナイスジュノーが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の楽天競馬特別(B1一)。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったタガノショータイムに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアガシイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のアロハオエに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアカネメロディに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセンバヅルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーアジサイに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシェレルダンサーをアタマ差振り切って5勝目をゲットした。

2月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセトプリンスに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手に入れた。

5月8日、中9週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦6勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月4日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、東芝ライテック賞（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、レオアライブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月21日、中4週で迎えた14戦目は、楽天競馬特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモペンタクンを途轍もない末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

8月20日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、夢千代特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（13戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中6週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月23日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクイシュタールを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた25戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤジョイを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、長崎街道飯塚宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（11戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた31戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。