アオジャシン（2012年生、母マジックミラージュ）

アオジャシン（2012年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「青写真」。毛色は芦毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時18歳）と交配したマジックミラージュが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。2014年のサッポロクラシックカップ(地方重賞)で3着に入った他、2014年のターフチャレンジ3で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月28日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオウマタイムを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ3（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのビヤパーティAiba浦河特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2015年）

3月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

8月29日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月6日、連闘で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4歳（2016年）

8月2日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジェイケイウィークに6馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイケイパステルを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

9月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、印西市コスモス賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクライスピラートに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月27日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のリコーモンディアルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月21日、中4週で迎えた20戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤洋一騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したティーズブラッドを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、サードニックス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤洋一騎手（7戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、カシオペヤ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で安藤洋一騎手（8戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた23戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、オフト汐留賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、東京23区賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた25戦目は、シトリン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でR.クアトロ騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のオンザヒルに2馬身半の差をつけて制した。

11月27日、中1週で迎えた26戦目は、メルセデス・ベンツ日本品川引越記念（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でR.クアトロ騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2018年）

8月12日、約8か月半の休み明けで迎えた27戦目は、トゥインクルナイトプール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた29戦目は、THE GENFUKEI賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（11戦4勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた30戦目は、シトリン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（12戦4勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7歳（2019年）

10月23日、約12か月の休み明けで迎えた31戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、もみの木特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた34戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、歳末特別（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。