ボンジュールカミノ（1999年生、母フリーウィル）

ボンジュールカミノ（1999年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時8歳）と交配したフリーウィルが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方3戦1勝。2004年の胆振軽種馬農業協同組合特別(一般ハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月19日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったバアゼルキングにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、バアゼルクローバーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランドパッションを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオペラカスタムを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のみなみ北海道特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5歳（2004年）

4月28日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、ステイゴールド賞（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のナスダックパワーに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月24日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（札幌(地)ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、巴賞（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

9月18日、中9週で迎えた16戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。