ラティーンセイル（2016年生、母カラベルラティーナ）

ラティーンセイル（2016年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カラベル船に採用された大きな三角帆。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時14歳）と交配したカラベルラティーナが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

8月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロダルキラーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったニューモニュメントにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月2日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2020年）

1月11日、中5週で迎えた6戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシングシングシングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月23日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシネマソングス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月21日、中3週で迎えた9戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月7日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルクワイアを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

5月16日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったドウドウキリシマにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの清洲ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。