シングシングシング（2015年生、母シンギングセンセーション）

シングシングシング（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スウィングジャズの代表曲名。躍動感ある走りを。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したシンギングセンセーションが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に敗れた。

3歳（2018年）

2月3日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエンゲージリングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチビノオリヴィアを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月27日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2019年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月9日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月5日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

11月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、スコッチリールに交わされて1馬身差の2着となった。

5歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたホウオウクリスティ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、パイロテクニクスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月2日、中9週で迎えた14戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラティーンセイルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でD.レーン騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたトリッチトラッチ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でD.レーン騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。

11月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のシーシーサザンを3/4馬身振り切って休養明けの一戦をモノにした。

6歳（2021年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。