ケリーズノベル（2019年生、母テルアケリー）

ケリーズノベル（2019年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名より+小説。本馬が長く時代を紡ぐことを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したテルアケリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額4,500万円（9万×500口）で一口馬主が募集された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月26日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2022年）

7月16日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート2400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2023年）

2月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフロンタルジェダイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月1日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のデリシュレーヌをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

5月21日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの是政特別（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったエクセレントタイムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月9日、中7週で迎えた10戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、伸びてきたローズボウル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2024年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

4月7日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。