エクセレントタイム（2018年生、母タイムウィルテル）

エクセレントタイム（2018年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「素晴らしい時間」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したタイムウィルテルが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,600万円（90万×40口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月8日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月9日、中8週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のシングマイハートに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月19日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレベランスをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4歳（2022年）

5月15日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月3日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた13戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5歳（2023年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

8月20日、中8週で迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

10月14日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケリーズノベルに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月23日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6歳（2024年）

2月3日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月14日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムドゥラメンテカップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。