シンボリアニマート（2006年生、母スイートケンメア）

シンボリアニマート（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋元気に（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したスイートケンメアが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地11戦2勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の弥彦特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンボリ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

6月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

8月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサーフフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに30kg増やして迎えた3戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、一般C35（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のベルモントミントに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムイタンジから1馬身半差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ウインタージョッキーズ（第2戦）（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキリシマスピードに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月9日、中3週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、白梅特選（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月19日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた9戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた10戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

5歳（2011年）

1月30日、中9週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の鮫ヶ尾城特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のカワキタコマンドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月25日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の安房特別（中山芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を5馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のマナクーラを3/4馬身振り切って制した。