マルカノーベル（2016年生、母マルカサワヤカ）

マルカノーベル（2016年3月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ノーベル賞を獲るほどの活躍を期待して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時7歳）と交配したマルカサワヤカが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の春暖特別(一般C12ロ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、日下部猛によって3,888万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クロノジェネシスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3歳（2019年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月16日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月23日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた9戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプラピルーンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ラッシュラッシュに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4歳（2020年）

3月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、春暖特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャジョーダンに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月6日、中2週で迎えた14戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月16日、中0週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィクトワールメイに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月11日、中3週で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、鵜飼開き特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイレイズザスレートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中9週で迎えた18戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。18着に終わった。