フラワーイーリス（2007年生、母ファーナリー）

フラワーイーリス（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋虹の女神（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時13歳）と交配したファーナリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、杵臼牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、花垣春男によって1,050万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月4日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2010年）

4月4日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

6月17日、中7週で迎えた7戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月23日、連闘で迎えた8戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジノチョウジローにクビ差届かず2着となった。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた11戦目は、サッポロアイスラガー賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は沼沢英知騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた12戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2011年）

2月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた20戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したウインリザルトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月25日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

8月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエルブロンネを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。