エルブロンネ（2007年生、母エミネントピークス）

エルブロンネ（2007年2月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「西ヨーロッパ最高峰モンブランを眺望する展望台のある地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したエミネントピークスが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3歳（2010年）

3月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

9月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月20日、中8週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエアウィペットに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ザルツブルクに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、サクラプレミアムに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカツノファーストに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、オールレディに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイシュウハーレーに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジプシーダンスに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のフラワーイーリスを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月6日、中6週で迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた19戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカシノマリンを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

6月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカツイチイチバンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルコルテーゼに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月25日、中0週で迎えた32戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6歳（2013年）

1月13日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C2 43（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のファイナルホープを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。