コスモレスポワール（2003年生、母Arletty）

Cosmo l'Espoir

2003.10.14

コスモレスポワール（2003年10月14日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋希望（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のZabeel（当時17歳）と交配したArlettyが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月2日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。14着に敗れた。

9月24日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモミエーレを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロトスナイパーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルバークエストに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイフレンドクールに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスキンファクシに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウコーダイヤに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月14日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカシノスズランをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。