ナイキザフォース（2003年生、母サイレーン）

ナイキザフォース（2003年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力、勢い」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時7歳）と交配したサイレーンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方27戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のフューチャー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

佐々木由則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2005年）

6月4日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は435kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエピソードに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツリダラスカルを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を奪取した。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた4戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、2歳A2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳A2（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

3歳（2006年）

1月2日、中0週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七時雨賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

5月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月23日、中7週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた13戦目は、3歳A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

12月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4歳（2007年）

1月8日、連闘で迎えた18戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マジックルーラに交わされて2馬身半差の2着となった。

1月15日、連闘で迎えた19戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月26日、中9週で迎えた20戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた21戦目は、リヴェール（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオンワードカルマを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュガーピュアに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、みなづき賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、リヴェール（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた28戦目は、ジュライカップ（盛岡ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。