ベストオブジュリー（1998年生、母アジテーション）

Best of Julie

1998.04.30

ベストオブジュリー（1998年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時6歳）と交配したアジテーションが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着1回、中央障害15戦1勝2着1回、地方1戦0勝。2004年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月15日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったユーワブレイヴにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月7日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のファーストバッハに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

12月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた13戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2002年）

2月10日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた15戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた25戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡芝1700m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた26戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月15日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（9戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（10戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（11戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（12戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた32戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月13日、約5か月の休み明けで迎えた33戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエアジュークに6馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた35戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（2004年）

1月18日、中7週で迎えた37戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーフルフィルから2馬身半差の2着となった。

2月14日、中3週で迎えた38戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

3月27日、中2週で迎えた40戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2005年）

3月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた42戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた43戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた44戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。