バシケーン（2005年生、母リンダトリアーノ）
Bashi Ken
2005.03.29
バシケーン（2005年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋人名より」。2010年にJRA賞最優秀障害馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のシルクジャスティス（当時11歳）と交配したリンダトリアーノが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）上井農場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害28戦3勝2着4回。2010年の中山大障害(JG1)に勝利した他、2010年のペガサスジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2007年）
9月30日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 雨/重）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。
10月21日、中2週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。
11月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。
11月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。
12月16日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。
3歳（2008年）
2月9日、中7週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。
3月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。
3月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。
6月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。
8月3日、中4週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。
8月30日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。
9月20日、中2週で迎えた12戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。
12月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。
4歳（2009年）
1月5日、中1週で迎えた14戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
2月7日、中4週で迎えた15戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。
2月21日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったドクターグリムから1馬身3/4差の2着となった。
3月15日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月11日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアラメダキングから1馬身1/4差の2着に敗北した。
5月9日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトレオウオブキングに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
11月21日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンシャインから2馬身半差の2着となった。
12月5日、中1週で迎えた21戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（2010年）
1月9日、中4週で迎えた22戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で蓑島靖典騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。
1月31日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で蓑島靖典騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。
2月28日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で蓑島靖典騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。
3月27日、中3週で迎えた25戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で蓑島靖典騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のドールリヴィエールに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手にした。
4月17日、中2週で迎えた26戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 晴/不良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で蓑島靖典騎手（13戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。
6月12日、中7週で迎えた27戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で蓑島靖典騎手（14戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。
9月26日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で蓑島靖典騎手（15戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月16日、中2週で迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で蓑島靖典騎手（16戦2勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。
11月20日、中4週で迎えた30戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で蓑島靖典騎手（17戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったビコーフェザーから1馬身1/4差の2着となった。
12月25日、中4週で迎えた31戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で蓑島靖典騎手（18戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモグレアーをハナ差制してG1ホースの称号を手中に収めた。
6歳（2011年）
2月5日、中5週で迎えた32戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 曇）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は17戦連続で蓑島靖典騎手（19戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。
7歳（2012年）
3月10日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は18戦連続で蓑島靖典騎手（20戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
4月14日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた34戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。
6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に65kgの斤量を背負って出走。鞍上は蓑島靖典騎手（21戦3勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
10月14日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（22戦3勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。