カネトシアルガルベ（2010年生、母フラワータテヤマ）

カネトシアルガルベ（2010年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ポルトガルの南端の地名」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したフラワータテヤマが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦0勝2着8回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

5月19日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた2戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月17日、中7週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月30日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったレイアロハに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフギンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、カツラノジュピターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったリノワールをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、ローズマリー賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、エイシンガリレイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、ビオラ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったレイアロハに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、ゆきのした賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、ひなぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたコウギョウサンデー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシルクイングレイヴにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、こむぎ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。