キタカイガン（2009年生、母キープアンドゴー）

キタカイガン（2009年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時16歳）と交配したキープアンドゴーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、地方32戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のもうすぐ2000回 5時に夢中!賞(一般B3四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中島牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大東正由によって210万円で落札された。

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2012年）

1月16日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は465kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

3月27日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は有年淳騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月22日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカステッロタイガーに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月30日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルカンレーサーに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

9月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（9戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のローレンダンサーに1馬身1/4の差をつけて断然の支持に応えた。

10月22日、中3週で迎えた12戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（10戦3勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったサンドグラスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月29日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（11戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコンプトンジュエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

1月21日、中7週で迎えた14戦目は、ウエルカム2013賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（12戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた15戦目は、春雷特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で有年淳騎手（13戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた16戦目は、八丈富士賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で有年淳騎手（14戦4勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクロタカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で有年淳騎手（15戦4勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマルカンパンサーを半馬身振り切って5勝目をマークした。

6月4日、中2週で迎えた19戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（16戦4勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月9日、中4週で迎えた20戦目は、もうすぐ2000回 5時に夢中!賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（17戦4勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のモンテチェルビーノに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月15日、中4週で迎えた21戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（18戦5勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月18日、中4週で迎えた22戦目は、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（19戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた23戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（20戦5勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2014年）

2月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、黄梅賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（21戦5勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

3月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（22戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

4月4日、中2週で迎えた26戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（23戦5勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したキモンアヴァロンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた27戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（24戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた28戦目は、南風賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（25戦5勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、杉並区特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（26戦5勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた30戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（27戦5勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた31戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で有年淳騎手（28戦5勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた32戦目は、一般B3三 C1四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で有年淳騎手（29戦5勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。