ウインアトラス（2005年生、母ウインディアナ）

ウインアトラス（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する神」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時8歳）と交配したウインディアナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のタケイチサイレンズに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

9月28日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったコヅルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2009年）

3月1日、中8週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月4日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月21日、中5週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6歳（2011年）

5月8日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。