エミネスク（2012年生、母エミネントピークス）

エミネスク（2012年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ルーマニアの詩人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したエミネントピークスが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルメールに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2015年）

1月24日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンキングロージスを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2016年）

3月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。