プリモスペランツァ（2019年生、母カーナヴァル）

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,100万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、伊藤篤によって660万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月11日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるスマイルバックを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

3月26日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクリノレジェンドに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた9戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したビーアイオラクルに半馬身届かず2着となった。

6月25日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマモモンレーブに約12馬身の大差をつけて2勝目をつかんだ。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの刈谷特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったウォーロードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオブジェダートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月29日、中6週で迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオーサンドニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月8日、中9週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月18日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた23戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2024年）

1月14日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた25戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオメガリッチマンから1馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中8週で迎えた28戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアモルペウスに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2024年9月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。