ケイアイメガミ（2003年生、母シークレットヴァージニア）

ケイアイメガミ（2003年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したシークレットヴァージニアが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のたて座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて7着に沈んだ。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3歳（2006年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月8日、中5週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したブラウンパラダイスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

3月14日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアタゴフィールドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアキノサクラを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオカノトレジャーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、きりん座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したスターキャリバーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、ファイナルナイト特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた17戦目は、冬凪特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、磐梯特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（11戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

6月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。