サンクタリリアス（2012年生、母シルクアンフィニ）

サンクタリリアス（2012年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖なる百合。絵画名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したシルクアンフィニが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ラッキー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって231万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月7日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のアスター賞（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマタケマツリを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパパラヴズマンボをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月27日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3歳（2015年）

1月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月3日、中7週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウェイトアンドシーを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

12月5日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中2週で迎えた19戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。17着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5歳（2017年）

2月19日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月16日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2018年）

1月14日、中8週で迎えた37戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた38戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた40戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた41戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月20日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた43戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

7月28日、中7週で迎えた44戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

7歳（2019年）

2月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた45戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた46戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた47戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。