タイセイアゲイン（2018年生、母アーバンレジェンド）
Taisei Again
2018.04.03
タイセイアゲイン（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+もう一度」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したアーバンレジェンドが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年のプラタナス賞(1勝クラス)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって4,860万円で落札された。
松下武士厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
9月19日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライムに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
10月17日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールドレガシーを3/4馬身振り切って制した。
11月3日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。
12月16日、中5週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。
3歳（2021年）
3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。
5月23日、中7週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
6月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。
8月8日、中8週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。
9月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスエーニョブランコを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を手に入れた。
10月17日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの平城京ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
11月13日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。
4歳（2022年）
1月23日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。
2月19日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。
5月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。
7月2日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。
9月4日、中8週で迎えた16戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。
10月22日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
2022年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
12月2日、中5週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリ賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマッドルーレットに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。
5歳（2023年）
1月19日、中6週で迎えた19戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。
2月7日、中2週で迎えた20戦目は、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクラーベドラドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
3月14日、中4週で迎えた21戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。
4月12日、中3週で迎えた22戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。
2021年5月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
10月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。
11月28日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。
12月18日、中2週で迎えた25戦目は、カサブランカ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したホウオウトゥルースを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
6歳（2024年）
1月17日、中3週で迎えた26戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
2月9日、中2週で迎えた27戦目は、ポイント10倍!船橋のSPAT4賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。
2月26日、中1週で迎えた28戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。
3月8日、中1週で迎えた29戦目は、カモミールマイル（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
デビュー前
1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって4,860万円で落札された。
山田信大厩舎（船橋）へ入厩。
3月26日、デビュー戦は川島正太郎騎手を鞍上に据えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
4月14日、中4週で迎えた30戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったデスティネに詰め切れず、1馬身差の2着となった。