ベルガド（2015年生、母エンジェルファタル）

Velgado

2015.03.16

ベルガド（2015年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時13歳）と交配したエンジェルファタルが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はサンコウ牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマキナガラージュを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したオジョーノキセキにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2019年）

2月16日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい18着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2020年1月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月21日、中4週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B6 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、雪間草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、～高松宮記念～熱い感動を中京で（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデルグレネに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

2020年6月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。