ラブリーストーム（1986年生、母ラブリーダイナ）

ラブリーストーム（1986年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時10歳）と交配したラブリーダイナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地41戦5勝2着4回。1990年の福島民報杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月10日、デビュー戦は本間忍騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3歳（1989年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテレビスターを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下の山藤賞（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワールドタイカンに2馬身の差をつけて制した。

5月28日、中3週で迎えた10戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳900万下のローズマリーステークス（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のしゃくなげステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（10戦1勝）。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三国特別（新潟芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で柴崎勇騎手（11戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4歳（1990年）

1月7日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴崎勇騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた17戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山芝2500m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴崎勇騎手（13戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず最後はハセノトップインと並んで5着同着となった。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の総武特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（14戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したユーワフォルテにハナ差届かず2着となった。

4月8日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（15戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビゼンイコマに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（16戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（17戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメジロハイデンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のカミノコウマンに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（18戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（19戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラビリンスをアタマ差振り切って4勝目をつかんだ。

10月7日、中6週で迎えた27戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（20戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したザッツマイドリームを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴崎勇騎手（21戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴崎勇騎手（22戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月16日、中2週で迎えた30戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

5歳（1991年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた32戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた33戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた34戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の福島テレビ杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツルマイナスに2馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

7月7日、中2週で迎えた35戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた36戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた40戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手（23戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた41戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。