モーニングレイン（2017年生、母モーニングムーン）

モーニングレイン（2017年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋雨。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したモーニングムーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小島牧場。主な勝ち鞍は2021年のラナンキュラス賞(一般C1二)。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月28日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2020年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

5月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月22日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したジークリンデにクビ差届かず2着となった。

11月22日、中1週で迎えた11戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサフランハピネスに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のシュバリエサージュに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4歳（2021年）

3月14日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、復興祈念がんばろう洋野（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、モンキーキックにハナ差交わされて2着となった。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、ラナンキュラス賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハートフルオブラブに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月19日、中2週で迎えた15戦目は、ピンクダイヤモンド賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、リギル賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月7日、連闘で迎えた25戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第2戦（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。