ペプチドモアー（2001年生、母クインモアー）

ペプチドモアー（2001年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部（更に、もっと）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時10歳）と交配したクインモアーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、杵臼牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月31日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るイサミステルスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中4週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

8月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月2日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4歳（2005年）

2月9日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクトハイタッチを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月19日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず16着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、サマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

11月28日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、プリムラ賞（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた17戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。