イサミステルス（2001年生、母トップデボネア）

イサミステルス（2001年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋隠密の様に走る」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時10歳）と交配したトップデボネアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月31日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は410kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ペプチドモアーに交わされて6馬身差の2着となった。

2月8日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月17日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシゲルガムシャラをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2005年）

2月19日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

5月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったチアズヒカリにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月14日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月16日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったスクリーマーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月12日、連闘で迎えた20戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のウィストラムに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

5歳（2006年）

1月21日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塚田祥雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

6月17日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月5日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月30日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月5日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のバーニングキャットに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

6歳（2007年）

2月18日、中8週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部剛史騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。