ダンシングスペル（1985年生、母フアーストオフエンダー）

ダンシングスペル（1985年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時13歳）と交配したフアーストオフエンダーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月6日、デビュー戦は佐藤正雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正雄騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったラガーブラックに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月26日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤正雄騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンテンションをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤正雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのシクラメン賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤正雄騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下の白梅賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤正雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤正雄騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤正雄騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤正雄騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤正雄騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤正雄騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤正雄騎手（12戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の知床特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤正雄騎手（13戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤正雄騎手（14戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤正雄騎手（15戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤正雄騎手（16戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（1989年）

3月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上400万下の伊勢特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で佐藤正雄騎手（17戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で佐藤正雄騎手（18戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で佐藤正雄騎手（19戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で佐藤正雄騎手（20戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で佐藤正雄騎手（21戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で佐藤正雄騎手（22戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月2日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、石川榮騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川榮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカネアルプスをアタマ差制して久々に白星を挙げた。

5歳（1990年）

6月9日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクインオブジュエルから3馬身差の2着に敗北した。

6月30日、連闘で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた30戦目は、佐藤浩一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた32戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンイチテンコーから1馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤浩一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のフォアモーストに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月19日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた35戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。