キョウワテンユウ（1996年生、母スプリームクィーン）

キョウワテンユウ（1996年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時12歳）と交配したスプリームクィーンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、協和牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、浅川吉男によって3,727.5万円で落札された。

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月6日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月12日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したジェリーフィッシュを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエプソムチャージを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5歳（2001年）

2月3日、約14か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のアマラバーチに1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。