ケーヴァラ（2021年生、母アーベントロート）

ケーヴァラ（2021年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「唯一の(サンスクリット)。唯一無二の存在になるよう願いを込めて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したアーベントロートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月6日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

6月1日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、逃げるマテンロウノカゼを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中5週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアイウィルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中6週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のエナアニマルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた8戦目は、新庄海誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジグラートに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新庄海誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョウショータイプを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2025年）

1月29日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新庄海誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したチョッピーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新庄海誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンレオを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、水曜競馬ランドBAOOへゴー!放送中!記念（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で新庄海誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったレイアンドダンスに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたフェヴリエ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、SKE48熊崎晴香☆来場記念2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたエイシンレオ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月26日、中2週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアグネスシュウに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月19日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイシンマールスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2024年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。