マックスジュエリー（1988年生、母キヤニオンペガサス）

マックスジュエリー（1988年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のメンデス（当時7歳）と交配したキヤニオンペガサスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

9月1日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた3戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたメジロティファニー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

3歳（1991年）

7月7日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒダサンクロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ヒートウェイブに半馬身交わされて2着となった。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月3日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、シンシノブに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は千田輝彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、クリスタルホクトに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ホウユウアスカに交わされて1馬身差の2着となった。

4月25日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のナリタチカラに4馬身の差をつけて制した。

9月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。