テンザンツボネ（1988年生、母コダマフレーム）

テンザンツボネ（1988年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時14歳）と交配したコダマフレームが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方12戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上B2。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月23日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったリュウライジンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月23日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、河津徳幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のラブリーアローをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津徳幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドレインボーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1992年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河津徳幸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河津徳幸騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河津徳幸騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナカノヒリユウに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月2日、中2週で迎えた13戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で河津徳幸騎手（5戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマイチサンダーから2馬身差の2着となった。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、川田孝好騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネツシーザから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田孝好騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミタカハタに2馬身の差をつけて制した。

6月8日、中6週で迎えた16戦目は、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川田孝好騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田孝好騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田孝好騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月22日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田孝好騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。