サクラウチューオー（1990年生、母サクラパトラ）

サクラウチューオー（1990年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスリルシヨー（当時7歳）と交配したサクラパトラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の六社特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

4月24日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

5月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラシューバを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小島太騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルトレドールに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で小島太騎手（9戦2勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナミックバードを半馬身振り切って3勝目をマークした。

11月28日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小島太騎手（10戦3勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた12戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小島太騎手（11戦3勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた13戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小島太騎手（12戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小島太騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたグレイエミネンス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（14戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の八雲特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5歳（1995年）

11月2日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、雄阿寒岳特別（帯広ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1996年）

2月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた20戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた21戦目は、アクアマリーン特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野口正宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月17日、中3週で迎えた22戦目は、卯月特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野口正宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。