グレイエミネンス（1990年生、母グレイキル）

経歴

デビュー前

3歳（1993年）

1月31日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスダローマンに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4月3日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったハヤノキフジンをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイステンパランスを凄まじい末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハシノハヤトを3/4馬身振り切って制した。

4歳（1994年）

2月26日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定戦の伊良湖ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラウチューオーをアタマ差振り切って4勝目を獲得した。

5月1日、中5週で迎えた10戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦3勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。