ミヤギポール（1985年生、母ゴールドミクラ）

ミヤギポール（1985年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のエバラポール（当時8歳）と交配したゴールドミクラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は廣川政雄。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。1987年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鴨田次男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

6月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキヨハマカゼに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中4週で迎えた2戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したセイユウレディを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライトアルファーに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（1988年）

4月9日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジングウハヤブサに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。