トウシンボルト（2007年生、母マルカパール）

トウシンボルト（2007年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「闘神＋ボルト」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したマルカパールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、中央障害27戦1勝2着4回。2014年の京都ハイジャンプ(JG2)で3着に入った他、2012年の東京ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤新吾によって4,200万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナリタシルクロードに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2010年）

7月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はレオプラズマと並んで2着同着となった。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2011年）

1月16日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3月6日、中6週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の球磨特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

5月21日、中6週で迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモソユーズからアタマ差の2着に惜敗した。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のケミカルチェンジをクビ差制して久しぶりに白星を挙げた。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた20戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

8月12日、中8週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村将之騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は10戦連続で中村将之騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

11月25日、中3週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で中村将之騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で中村将之騎手（11戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（2013年）

2月16日、中7週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で中村将之騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた27戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中村将之騎手（13戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンマグナムからクビ差の2着となった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシマシンセイからクビ差の2着に甘んじた。

7月27日、中1週で迎えた31戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（14戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は中村将之騎手（15戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2014年）

1月11日、中9週で迎えた34戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は中村将之騎手（16戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた36戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（17戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた37戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月14日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月23日、中9週で迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレッドアーヴィングから5馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。