レッドアーヴィング（2009年生、母エンプレスティアラ）

レッドアーヴィング（2009年2月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋戦闘機『月光』のコードネーム。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したエンプレスティアラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害11戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアドマイヤシルクに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2012年）

1月9日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

5月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3月3日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた9戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月30日、中5週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザアルファをクビ差制して久々に白星を挙げた。

4月12日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西谷誠騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月28日、中8週で迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた16戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウシンボルトに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2015年）

3月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は平沢健治騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月11日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。