ゴールドエルフ（2009年生、母グローバルリーダー）

ゴールドエルフ（2009年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時14歳）と交配したグローバルリーダーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、地方31戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の師走特別(一般B3三)。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

11月18日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のベルモントシェリーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドキャヴィアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月13日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のディスコナイトをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、松木裕さん孫莉衣ちゃん誕生おめでとう記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた9戦目は、高清四代目・将斗おすすめ鉄板焼そば賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るナナコマチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、向寒特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアライズドリームに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったバイオレントナイトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、師走特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のディーエスゲインを半馬身振り切って5勝目を手にした。

4歳（2013年）

1月10日、中2週で迎えた13戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

2月26日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、梅見月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月5日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた18戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月9日、中4週で迎えた19戦目は、伏姫特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦4勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月1日、中4週で迎えた21戦目は、三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（10戦4勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、胡桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた23戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた24戦目は、ポインセチア特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、目利き番頭船えもんカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、王者の眼差し特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた27戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月20日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、向暑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた29戦目は、ふなっしー来場記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた30戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダージーパラダイスに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月4日、中3週で迎えた31戦目は、伏姫特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。