ラブリアージェ（2019年生、母ラブユー）

ラブリアージェ（2019年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「La+フランス語、Briller(輝く)とage(世代)の掛合せ」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時22歳）と交配したラブユーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はサンコウ牧場。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C1二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンコウ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって396万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた3戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月19日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた7戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4歳（2023年）

5月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクァンタムリープに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランプリシップに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイノカタマリに1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

8月12日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月2日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/不良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスナークメモリーに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5歳（2024年）

3月17日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月18日、中6週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールドスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャックメモリアムを異次元の末脚で半馬身差し切って5勝目を手にした。

8月27日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた25戦目は、ユウガオスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたデザートウインド決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月24日、中3週で迎えた26戦目は、ベゴニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったザイデルバストにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた27戦目は、紅葉特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のケンキートスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月21日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスパルタレオニダスに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月19日、中3週で迎えた29戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサランスクに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。