フジノシービー（1995年生、母エンゼルアモン）

フジノシービー（1995年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーリユート（当時17歳）と交配したエンゼルアモンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、地方24戦4勝2着2回。1998年の花吹雪賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

横尾末男厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1997年）

8月17日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、馬体重は463kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のガンダラに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリリーローズに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーアモンから4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1998年）

1月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月14日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月5日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルゲンレディーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテューターエースを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、佐賀競馬ジョッキーズグランプリ第3戦（佐賀ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

4歳（1999年）

7月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトラベリングボーイを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三井邦夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5歳（2000年）

10月29日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三井邦夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた21戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、SAN国ヤングジョッキーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は三井邦夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6歳（2001年）

2月17日、中6週で迎えた23戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は三井邦夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。