ワンダーアモン（1995年生、母スマイルフォーミー）

ワンダーアモン（1995年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時6歳）と交配したスマイルフォーミーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の東海クラウン(一般A12 B12)。

経歴

デビュー前

津野正浬厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1997年）

5月24日、デビュー戦は吉田順治騎手を鞍上に据えて、馬体重は503kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノダンディに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシゲマークに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月27日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリアサドンに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦3勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノシービーに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

3歳（1998年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉田順治騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユウケイノーザンをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

4月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から51kg戻して迎えた9戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（7戦5勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルタカキャサリンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフシミタッチに5馬身の差をつけて制した。

11月23日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の佐賀菊花賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（10戦6勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた13戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4歳（1999年）

5月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったマルカロイヤルにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた16戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、槍ケ岳特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ライデンガールにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のヘイセイタイシに3馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、葉月特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイエイスピードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

10月17日、中8週で迎えた20戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンオリンパスをクビ差振り切って9勝目をマークした。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マジックリボンに交わされて2馬身半差の2着となった。