ヴィーリヤ（2021年生、母エメンタールベルン）

Virya

2021.03.13

ヴィーリヤ（2021年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勇者たること(サンスクリット)」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時16歳）と交配したエメンタールベルンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は上村 勇人。主な勝ち鞍は2025年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

3月9日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月20日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2025年）

2月24日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーウィンドに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、アンズ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィヴラガレットに約11馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月3日、中2週で迎えた5戦目は、ハナミズキ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキクノルタに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピリトーゾに約12馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセラフィナイトに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上A2 B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦5勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベラジオウマムスコに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

デビュー前

田中一巧厩舎（兵庫）へ入厩。

6月26日、デビュー戦は杉浦健太騎手を鞍上に据えて、4歳以上A2 B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。

7月11日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定戦の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリムロゼを交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月15日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた11戦目は、亜咲花☆来場記念3rd（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のミグラテールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。