ファイナルジャッジ（2005年生、母マチカネハナコ）

ファイナルジャッジ（2005年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最終判定」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したマチカネハナコが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、市川牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、市川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンホーストレードによって1,795.5万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月2日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2008年）

3月23日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシルポートに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたビビッドビビアン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネトシレジアスを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松田大作騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた14戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4歳（2009年）

5月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。