カネトシレジアス（2005年生、母アフタヌーンブレス）

カネトシレジアス（2005年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋華麗な、素晴らしい（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したアフタヌーンブレスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、兼松利男によって840万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ファイナルジャッジにアタマ差交わされて2着となった。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアグネスグリッターに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

8月30日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4歳（2009年）

3月22日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7月12日、中9週で迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月30日、中2週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月8日、中7週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。